工場・店舗 在庫管理システム ご説明資料
このデモは、工場でまとめて仕入れた資材(包材・原料)を店舗へ配り、店舗での使用まで1本の台帳で追う仕組みです。
画面の名前とボタン名は実際の画面と同じものを書いています。ブラウザの印刷でそのまま配布資料になります。
1. このシステムの要点3つだけ覚えていただければ十分です
① 資材は「工場でまとめて、店舗へ小分け」
業者から工場へ数万枚単位で入荷した包材を、店舗へは数千枚(束・箱単位)で出庫します。
出庫すると工場の在庫が減り、同じロット番号で店舗の在庫が増えます。二重入力はありません。
② 商品も同じ台帳で工場⇄店舗
生産計画を「製造完了」にすると、レシピ分の資材が工場在庫から落ちて、完成品が工場の出荷待ちに入ります。
そこから店舗へ出荷し、店舗で販売・廃棄まで記録します。
③ 足りないものが自動で赤く出る
資材には「発注点(工場)」と「常備数(1店舗あたり)」を持たせています。
下回った資材と店舗が一覧の先頭に赤で出るので、勘に頼らず補充できます。
2. 全体の構造置き場(サイト)と台帳の関係
工場 本社工場
原料棚・仮置き shelves
ロケーション(A棚〜C棚・SH-1〜11)× 資材 × ロット × 数量
仕込みエリア(製造場) factory
餡場・生地・蒸し場・包装。製造に払い出した資材の作業場
完成品 出荷待ち pstock (store=F0)
商品 × 製造ロット × 数量 × 賞味期限
資材を出庫 ▶
◀ 返却
商品を出荷 ▶
◀ 返品
店舗(4店) 本店・駅前店・百貨店・空港売店
店舗の資材在庫 smat
店舗 × 置き場(バックヤード棚・包装台・レジ下)× 資材 × ロット × 数量
店舗の商品在庫 pstock (store=S01…)
店舗 × 商品 × ロット × 数量 × 賞味期限
店舗での消費 history
資材の使用・廃棄、商品の販売・廃棄をすべて履歴に残す
ポイントは置き場が変わっても行の形が同じことです(置き場 × 資材 × ロット × 数量)。
そのため「工場の棚 → 店舗のバックヤード」「店舗 → 店舗」「店舗 → 工場へ返却」がすべて同じ移動処理で扱え、
将来センター倉庫や催事場を追加しても構造を変えずに増やせます。
3. 資材(包材)の流れこのシステムのメイン。数万枚で入れて、数千枚で配る
1業者へ発注
発注番号・仕入先・予定数を入荷予定として登録(例:手提げ袋 小 30,000枚)。
入荷管理
2工場で受け入れ
「入荷」から格納先ロケーションと数量・ロットを指定。一部入荷にも対応。
入荷管理 → 工場マップ
3店舗へ出庫
出庫予定または常備数割れの一覧から「出庫」。+1束ボタンで束単位の数量入力(1束=500枚など)。
店舗在庫(工場側)
4店舗で受け取り
店舗ページの「入庫待ち」から「受け取る」。置き場(包装台・レジ下など)を選んで計上。
店舗ページ
5店舗で使用
店頭包装で使った分を「使用」。破損は「廃棄」、余りは「工場へ返却」「店舗間移動」。
店舗ページ
数量の単位について
- マスタに入数(1束=500枚、1箱=2,000枚など)を持たせ、出庫画面で「+1束/-1束」で入力できます。実枚数との換算は画面が自動表示します。
- 予定数・出庫済数・残数を持つので、2便に分けた出庫(例:2,000枚のうち1,000枚を先に)も「一部出庫」として残ります。
- ロット番号は工場の入荷ロットをそのまま店舗へ引き継ぐため、どの仕入ロットがどの店にあるかを後から追えます。
4. 商品(完成品)の流れ資材と同じ台帳の上で動きます
1生産計画
日付 × 商品 × 生産数を登録。資材消費の時系列予測で、いつ資材が尽きるか色で分かります。
生産計画管理
2製造完了
「製造完了」でレシピ分の資材を消費(古いロットから)し、完成品を工場の出荷待ちに計上。資材不足なら実行前に警告。
生産計画管理
3店舗へ出荷
出荷予定・補充提案から、賞味期限の近いロットを優先して出荷。
店舗在庫(工場側)
4店舗で販売
販売・廃棄・店舗間移動・工場へ返品。期限が近いロットは店舗ページに一覧で出ます。
店舗ページ
5. 画面と担当誰がどの画面を使うか
| 画面 | 役割 | 主な利用者 | |
| 在庫一覧 |
全社の在庫を資材カード・商品カードで俯瞰。発注点割れ/常備数割れが赤で出る |
本部・工場長 |
開く |
| 工場マップ |
原料棚・仕込みエリア・仮置きの現物配置。棚移動、仕込み払い出し、廃棄 |
工場(資材担当) |
開く |
| 店舗在庫 |
工場側の出庫画面。店舗資材の出庫(束単位)と、商品の店舗出荷 |
工場(出荷担当) |
開く |
| 店舗ページ |
店舗が自店だけを見る画面。資材の受け取り・使用・返却、商品の販売 |
各店舗スタッフ |
開く |
| 入荷管理 |
業者からの入荷を受け付けて工場の棚へ格納。資材マスタの確認 |
工場(受入担当) |
開く |
| 生産計画管理 |
計画・レシピ・資材消費予測・逆引き。製造完了で資材を落として完成品を計上 |
製造管理 |
開く |
| 棚卸確定 |
実棚数を入力して差異を確認し、資材ごとに確定 |
工場・棚卸担当 |
開く |
6. 1日の使い方(想定運用)
| 時間帯 | 担当 | やること | 画面 |
| 朝(開店前) | 店舗スタッフ | 自店の資材・商品の在庫を確認。常備数割れ(赤)があれば工場へ連絡/入庫待ちを受け取る | 店舗ページ |
| 午前 | 工場 受入担当 | 業者の納品を受け入れ、ロケーションとロットを指定して棚に格納 | 入荷管理 |
| 午前 | 工場 出荷担当 | 資材の出庫予定・常備数割れの一覧から、店舗別に束単位で出庫。商品も同様に出荷 | 店舗在庫 |
| 日中 | 製造管理 | 計画どおり製造したら「製造完了」。資材が落ちて完成品が出荷待ちに入る | 生産計画管理 |
| 日中 | 店舗スタッフ | 包材の使用・廃棄、商品の販売を登録。期限の近いロットを確認 | 店舗ページ |
| 夕方 | 本部・工場長 | 全社の在庫一覧で発注点割れを確認し、翌日の発注・出庫を決める | 在庫一覧 |
| 月末など | 棚卸担当 | 実棚数を入力し、差異と理由を残して資材ごとに確定 | 棚卸確定 |
7. 管理する数字と、その使いどころ
| 項目 | どこで効くか |
| 発注点(工場) | 工場の在庫がこれを下回ると在庫一覧で「要発注」。業者への発注タイミングの基準 |
| 常備数(1店舗) | 店舗の手持ちがこれを下回ると「要補充」。工場側の出庫リストに不足数付きで自動で並ぶ |
| 入数(束・箱) | 出庫の数量入力を束単位にする。現場の「何束持っていく」に合わせる |
| ロット番号 | 仕入ロットを工場→店舗へ引き継ぐ。不具合時にどの店に何枚あるか即座に特定 |
| 賞味期限(商品) | 出荷時は期限の近いロットを優先。店舗ページに「期限5日以内」を一覧表示 |
| 変動履歴 | 入荷・出庫・使用・廃棄・販売・棚卸調整をすべて記録。差異の原因追跡に使う |
8. データの持ち方本番ではこれがそのままテーブル構成になります
| 台帳 | 内容 | 持っている項目 | デモの規模 |
| materials |
資材マスタ |
名称・単位・単価・入数(1束=何枚)・発注点・店舗常備数 |
29 品目 |
| shelves |
工場の棚在庫 |
ロケーション × 資材 × ロット × 数量(入荷日・仕入先) |
32 行 |
| factory |
仕込みエリア在庫 |
製造場に払い出した資材。工場内の別ゾーン扱い |
5 行 |
| smat |
店舗の資材在庫 |
店舗 × 置き場 × 資材 × ロット × 数量 |
24 行 |
| matships |
資材の出庫予定 |
工場 → 店舗へ配る予定と出庫済数 |
8 件 |
| inbound |
業者からの入荷予定 |
発注番号・仕入先・予定数・入荷済数 |
11 件 |
| products |
商品マスタ |
売価・原価・日持ち・店舗補充点 |
6 品目 |
| recipes |
レシピ |
商品1個あたりの資材必要量 |
34 行 |
| plans |
生産計画 |
日付 × 商品 × 生産数 × 状態 |
14 件 |
| pstock |
商品在庫 |
工場出荷待ち/店舗 × 商品 × ロット × 数量(賞味期限) |
20 行 |
| shipments |
商品の出荷予定 |
工場 → 店舗の出荷予定と出荷済数 |
7 件 |
| history |
変動履歴 |
いつ・誰が・どこで・何を・いくつ動かしたか |
直近200件 |
資材 29 品目のうち 11 品目が店舗にも置く資材(包材・販促備品)です。
商品は 6 品目、店舗は 4 店舗で構成しています。
9. 拡張:電子ペーパー値札との連携ヘッダー右の「電子値札」から実物をご覧いただけます
在庫システムが持っている商品・売価・アレルゲンを、そのまま電子ペーパー値札の表示画像として書き出せます。
値札は本体の解像度どおり(2.9インチなら 296×128px・4色)で生成するので、NFC対応のスマートフォンやタブレットから端末へ送ればそのまま表示されます。
店舗ごとに違う商品・価格に対応
全店共通の商品と店舗限定の商品を1つの表で管理し、店舗別の売価違いも持てます。
値札は「商品 × 店舗」で1台なので、必要台数も自動で数えられます。
アレルゲン表示を一元管理
表示義務8品目・表示推奨20品目を商品ごとに管理し、値札には義務品目を赤字、推奨品目をカッコ内に印字。
紙の差し替え漏れによる表示ミスを防げます。
価格改定が一斉に反映
売価を変えれば値札画像も即座に作り直せるため、値札の手書き・貼り替え作業と印刷コストがなくなります。
セール表示(赤帯・旧価格の取消線)もテンプレートで切り替えられます。
導入の概算(2.9インチ 4色 NFCモデルの場合)
- 本体は 12個入り ¥20,930(税込・送料無料) = 1台あたり約 ¥1,744。値札は「商品 × 取扱店舗」で1台必要です。
- 例:50品目・4店舗・うち全店共通6割・予備1割 → 必要 154 台(12個入り×13セット=156台)。本体費用は 約 27.2 万円。初期設定・連携開発を含めた初期費用は 約 66 万円、年間の運用費は 約 3.1 万円(いずれも当方想定値を含む概算)。
- これに初期設定(品目数×単価)、在庫システムとの連携開発、年間の電池・保守費が加わります。金額は「電子値札 → 導入の概算見積り」タブで前提を変えながらその場で試算できます。
- 1個入り・6個入りの単価、2.13インチ/4.2インチの価格はメーカー見積りで確定させてください。
10. このデモの前提と、本番化のときに決めること
デモはデータベースを使わず、ブラウザごとの一時領域(セッション)で動いています。
操作は自由に試せますし、ヘッダー右上の「データを初期化」でいつでも元に戻ります。
商品名・仕入先・店舗名はすべて架空のサンプルです。
本番化のときにご相談したい点
- マスタの実データ:資材・包材の品目、入数、単価、仕入先、発注点、店舗ごとの常備数
- 店舗と置き場:店舗数と、店舗内の置き場の呼び方(バックヤード棚/包装台/レジ下 など)
- 権限:店舗は自店のみ、工場は全社、本部は参照のみ といった役割分担とログイン
- 入力手段:バーコード/ハンディ端末での入荷・出庫・棚卸、タブレットでの店舗入力
- 連携:発注(業者)・販売(レジ/POS)・会計との連携範囲、CSV入出力
- 電子値札:導入店舗と対象商品の範囲、本体サイズ、値札レイアウト、書き込み担当と更新の運用
- 運用ルール:ロット管理の粒度、棚卸の頻度、廃棄理由の選択肢